0歳、1歳、2歳の乳幼児と保護者向けの教室の講師には、子どもへ理解、愛情、豊かなコミュニケーション能力、教育の他、保護者の方へのケア、教育など、幅広い分野での資質と意識が必要になります。子どもの未来を育む場を提供するために求められる人物像をご紹介します。

子どもへの深い愛情と共感力、適応力がある人物

言葉では表現できない感情や欲求を持っているのがこの年齢の子どもたちです。乳幼児の発達に関する基礎的な知識（発達段階など）を持ち、それを日々の活動に活かせることが求められます。一人ひとりの表情や行動から気持ちを理解し、適切に応じる共感力が必要な他、子どもの成長を保護者と一緒に心から喜び、関わることにやりがいを感じられる「子どもが好き」であることが重要です。このような愛情深い姿勢は、子どもの信頼関係を築くだけでなく、保護者からの信頼も得られます。

柔軟性と適応力がある人物

乳幼児教室では、子どもの気分や体調、その日の参加者の様子を見ながら、カリキュラムを変更する柔軟性が求められます。また、保護者からの相談や急な変化にも適切に対応できる適応力も重要です。予測不能な状況でも冷静さを保ち、臨機応変に行動することは、スムーズなクラス運営に欠かせません。

特に子どもたちは、情動行動（本能が優位に働く）が多くある時期です。子どもの気持ちを大切にしつつも、理性行動を増やす時期のため、保護者の方々の前で実践的に子どもたちとのかかわり方を見せていくことが、結果として保護者育てに繋がります。

豊かなコミュニケーション能力を持つ人物

子どもと直接的に接するだけでなく、保護者とのコミュニケーションも重要です。保護者の気持ちを理解し、安心感を与えるコミュニケーションができることが求められます。母親の経験(子育て経験)や保育士経験などが生かされる仕事ですし、子育て経験からの視点を活かし、家庭での悩みや不安にも寄り添える温かい言葉がけが大切です。

また、一緒に仕事をするスタッフと円滑に協力できる協調性も大切です。明確かつ温かみのあるコミュニケーションが、教室の信頼感を高めます。